秋田県産の杉材で、スパン約 50m の大空間を実現。
大館樹海アリーナは、平成19年に開催された国民体育大会の成年男女6人制バレーボール会場として使用されました。
構造は、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造+木造であり、メインアリーナ・サブアリーナを中心に放送室、会議室があり、観客席は可動式となっています。シンプルで流れるようなラインの一枚の木造大屋根のデザインは、雄大な大館の自然をイメージすると共に、スポーツがもつスピード感、動きのダイナミズムを表現しています。大屋根の架構は、鉄板を集成材で挟み込み、張弦梁を張った梁を構造用合板の規格寸法(900mm)に合わせたピッチで連続させることで構成されています。集成材と鉄、テンション材といったハイブリットな混構造とすることでコストを抑えた屋根構造となっています。